【熊本】伐採と剪定の違いとは？専門家が徹底解説！ | 株式会社大住緑栄

伐採とは

伐採は、木を根元から切断する作業です。伐採には主に以下の目的があり、目的ごとに伐採方法も異なります。

・土地を整備する

広い敷地を確保する、枯れた庭木を撤去する、駐車場を設置するなど、土地を整備する目的で伐採を行うことがあります。

・建物や農地に活用する

建築物や農地の材料を確保するために、伐採が行われることもあります。しかし、過剰な伐採は自然破壊につながるため、むやみに木を切らないことが大切です。

・自然環境を保護する

木々が増えて密集すると日光が当たりにくくなり、木の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。伐採して木々に日光を当てることで、木や草が成長しやすくなり、生態系や自然環境の保護につながります。

・薪炭材を調達する

薪などの資源を調達するためにも伐採は必要です。木材需要の約半数が燃料として使われており、薪炭材を確保する目的で伐採が行われています。

伐採には5つの方法がある

林業の場合、広範囲にわたって伐採を行うことも珍しくありません。林業における伐採には5つの方法があり、それぞれ目的が異なります。

・主伐

主伐は、木材として利用する樹木をまとめて切り倒す方法です。

・択伐

択伐は、木材として利用価値のある樹木を局地的に伐採する方法を表します。

・皆伐

皆伐は一定の範囲内にある樹木をすべて伐採し、木材を調達する方法です。

・間伐

間伐は、余分な樹木を間引くことで木々を等間隔に保つ方法です。

・除伐

除伐では若い苗木の成長を妨げる古い樹木や、生育の悪い木々を段階的に取り除き、健全な森林形成を促します。

剪定とは

剪定は木の葉や枝の見た目・形を整えるための作業で、木そのものは切りません。剪定には、主に以下の目的があります。

・木の見た目を整える

木々が成長し枝が伸びすぎてしまうと、庭全体の景観が崩れてしまいます。伸びすぎた枝を整えることで、見た目をすっきりさせる効果があります。

・木の過剰な成長を防ぐ

樹木を放置しているとどんどん成長し、手入れが難しくなります。庭の広さに合わせてこまめに木々の剪定をすることで、適切な樹木の大きさや幅を保つことが可能です。

・花や実の成長を促す

枝が伸び放題の樹木では、地面から吸い上げた養分が過剰に消費されてしまい、花や実をつけるためのエネルギーが不足してしまう可能性があります。また、古い枝には花や実がなりにくい種類の樹木もあるため、美しい花や実をつけるためにも剪定は大切です。

伐採ならスキルの高いプロの業者がおすすめ

伐採は木そのものを切る作業、剪定は木そのものではなく枝葉を切る作業という違いがあります。剪定は個人でも行えますが、樹木を根元から切り倒す伐採は大がかりで技術が必要なため、専門業者への依頼がおすすめです。目的に応じて信頼できる業者を選びましょう。